国家資格を取って「仕事になる人・ならない人」

── ドローン資格の“現実”を正直に話します

「ドローンの国家資格を取れば、仕事になる」
そう思っている人は、正直かなり多いです。

でも現実はこうです。

国家資格を取った人の大半は、
すぐに仕事になっていません。

これは資格が無意味という話ではありません。
“仕事になる人”と“ならない人”には、はっきりした違いがあるだけです。

この記事では、その差を分解して解説します。


目次

まず結論|国家資格は「スタートライン」

ドローン国家資格は、よく例えられます。

自動車免許と同じ

免許を取った瞬間に
・タクシードライバーになれる?
・レーサーになれる?

…なれませんよね。

ドローンも同じで、
資格=仕事の許可証であって、仕事そのものではない
これを理解しているかどうかが最初の分かれ道です。


仕事になる人の特徴(共通点)

①「資格の前に、用途を決めている」

仕事になる人は、こう考えています。

  • 点検で使う
  • 空撮で使う
  • 農業で使う
  • 災害・測量・建設で使う

つまり
「資格を取って何をするか」が先に決まっている

だから

  • 必要な資格レベル
  • 必要な限定解除
  • 必要な機体

がブレません。


②「操縦より“運用”を重視している」

仕事になる人は、操縦だけをゴールにしません。

  • 飛行許可申請を自分で出せる
  • 現場での安全説明ができる
  • トラブル時の判断ができる

これができる人は、
現場で“使える人”として扱われます。

逆に言うと

操縦がうまいだけの人は、仕事になりにくい

という現実があります。


③「資格を“信用ツール”として使っている」

仕事になる人は、国家資格をこう使います。

  • 発注者への安心材料
  • 元請けとの交渉材料
  • 保険・入札・業務条件のクリア

つまり
「自分が安全に飛ばせる証明」として提示している

資格を
「これで仕事ください」
ではなく
「これがあるから任せてもらえる」
という位置づけで使っています。


④「現場に自分から近づいている」

仕事になる人は待ちません。

  • 建設会社に直接話を聞きに行く
  • 空撮会社の下請けに入る
  • 防災訓練・地域イベントに参加する

最初は

  • 単価が安い
  • ほぼボランティア

でも現場経験が積み上がると、一気に変わります。


仕事にならない人の特徴(よくある失敗)

①「資格を取れば仕事が来ると思っている」

これは本当に多いです。

  • SNSで募集があると思っていた
  • スクールが仕事をくれると思っていた

残念ですが、
資格を取っただけの人に仕事は来ません。

仕事は「資格+現場で使えるか」を見られます。


②「操縦練習だけで満足している」

  • フライトは上手
  • シミュレーターは完璧

でも

  • 飛行許可が分からない
  • 法律が曖昧
  • 現場対応ができない

この状態だと
発注側は怖くて使えません。


③「一等資格を取れば有利だと思っている」

実はこれも誤解です。

  • 一等=レベル4飛行
  • 実案件の大半は二等で足りる

用途が決まっていないのに
「上位資格=仕事になる」と考えるとコストだけが増えてしまいます。


④「資格取得がゴールになっている」

仕事にならない人の共通点はこれです。

合格した瞬間が一番テンション高い

でも

  • 翌月には飛ばしていない
  • 半年後には触っていない

これは資格を“目的”にしてしまった典型例です。


じゃあ結局、どうすれば仕事になる?

最低限やるべき3ステップ

① 資格は「必要最小限」で取る

  • 二等+必要な限定解除
  • 目的が固まるまで一等は不要なことが多い

② 運用スキルを自分で身につける

  • 飛行許可申請
  • 保険
  • 現場での安全説明

③ 小さくてもいいから実績を作る

  • 知人の撮影
  • 地域活動
  • 下請け・補助業務

実績1件 > 資格1枚
これは本当です。


まとめ|国家資格は「武器」ではなく「道具」

  • 国家資格を取っただけでは仕事にならない
  • でも、仕事になる人は必ず国家資格を持っている

つまり、

国家資格は「必要条件」
仕事になるかは「使い方」

この違いを理解していれば、資格はちゃんと“仕事につながる道具”になります。

現場でよくある「これ飛ばしていいの?」みたいな相談をいただきます。
操作のコツから登録・申請まで、実際に使う前提でサポートしてます。
質問などお気軽にお問い合わせください。

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