屋外広告物(看板)の点検について相談を受けると、
多くの方が最初に気にされるのが「いくらかかるのか」という点です。
しかし、屋外広告物の点検費用は
一律の料金表で決まるものではありません。
広島県・広島市では、一定規模以上の屋外広告物について
有資格者による安全点検と報告書の提出が義務付けられており、
その要件を満たすための費用構成を理解することが重要です。
本記事では、
点検費用がどのように決まるのか、
そして 見積もりを見る際の注意点を解説します。
屋外広告物点検費用は「何に対して支払うのか」
点検費用は、単に「看板を見るだけ」の料金ではありません。
主に次の要素で構成されます。
- 有資格者による点検作業
- 点検に必要な機材・人員
- 点検結果の記録・報告書作成
- 現地条件への対応(交通・安全対策など)
特に広島では、
安全点検報告書の提出が前提となるため、「報告書作成費用」が必ず含まれる点が特徴です。
点検費用の目安(あくまで一般的な傾向)
公開されている事例では、点検費用は以下のような幅があります。
- 小型・低所の広告物:数万円程度
- 高所広告物(作業車使用):10万円前後~
- ドローンを活用した点検:従来方法より抑えられるケースあり
ただし、これらはあくまで目安であり、
実際の金額は立地条件や広告物の構造によって大きく変動します。
点検費用を左右する主な要因
① 広告物の高さ・規模・構造
- 壁面看板
- 突出看板(袖看板)
- 屋上広告・広告塔
- 自立看板(建植看板)
など、種類によって点検方法が異なります。
特に突出看板や屋上広告は、
支持部・取付部の確認が難しく、作業工程が増えるため、
費用が高くなりやすい傾向があります。
② 高所作業の有無
高所作業車や足場が必要な場合、
- 高所作業車のレンタル費
- 作業員の増員
- 作業時間の増加
が発生します。
また、道路沿いの場合は
道路使用許可や交通誘導が必要になることもあり、
これが費用に反映されます。
③ 立地条件(市街地・幹線道路)
広島市中心部や交通量の多い道路沿いでは、
- 夜間作業が必要になる
- 作業時間が制限される
- 安全対策が厳しくなる
といった理由から、
郊外よりも費用が高くなるケースがあります。
④ 点検方法(従来点検かドローン点検か)
従来の目視・近接点検に比べ、
ドローンを活用した点検では、
- 足場や作業車が不要
- 作業時間が短い
- 人員が少なくて済む
といった理由から、点検費用を抑えられる可能性があります。
ただし、ドローン点検だけで完結できない場合は、
従来点検との併用となり、その分の費用が加算されます。
点検費用で注意すべきポイント
「安い=得」ではない
極端に安い見積もりの場合、
- 有資格者が関与していない
- 点検範囲が限定されている
- 報告書が条例様式に対応していない
といったケースも考えられます。
広島では、有資格者による点検と報告書提出が必須であるため、
要件を満たさない点検は「やり直し」になる可能性があります。
見積書で必ず確認したい項目
- 点検方法(目視・近接・ドローンなど)
- 有資格者の関与有無
- 報告書作成費が含まれているか
- 道路使用許可・交通誘導費の有無
- 追加費用が発生する条件
特に「点検一式」とだけ書かれた見積もりは、内容を必ず確認することが重要です。
点検費用は「保険」のようなもの
点検費用は、
単なるコストではなく、
- 事故リスクの低減
- 管理者責任の履行
- 行政指導への備え
- 企業・店舗の信用維持
のための予防的投資と考えることができます。
実際、事故後の賠償や撤去命令に比べれば、定期点検の費用ははるかに小さな負担です。
まとめ|費用は「比較」ではなく「理解」で判断する
屋外広告物の点検費用は、
- 広告物の条件
- 点検方法
- 法令要件
によって変動します。
重要なのは、
「安いか高いか」ではなく、
「必要な点検が適切に行われているか」という視点です。
広島で屋外広告物を管理する以上、
点検費用は避けられない責任コストであり、
正しく理解して選択することが、
結果的にリスクを最小限に抑えることにつながります。
現場でよくある「これ飛ばしていいの?」みたいな相談をいただきます。
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