赤外線ドローン点検の流れ(広島対応)

広島県内では、一定規模以上の屋外広告物について
有資格者による安全点検の実施と、点検結果の報告が条例により義務付けられています。
近年は、その点検手法として 赤外線カメラ搭載ドローンを活用するケースが増えています。

ここでは、広島で実施される赤外線ドローンによる屋外広告物点検の一般的な流れを、初めての方にも分かりやすく解説します。


目次

STEP1|事前ヒアリング・対象広告物の確認

最初に行われるのが、点検対象となる屋外広告物の整理です。

主に確認される内容は以下のとおりです。

  • 広告物の種類(壁面看板・突出看板・屋上広告・自立看板など)
  • 設置場所・周辺環境(市街地・幹線道路沿い・沿岸部など)
  • 高さ・規模(条例上の点検義務対象かどうか)
  • 過去の点検・修繕履歴
  • 許可更新の有無・時期

広島県では、高さ4m超または表示面積10㎡超の広告物について、
管理者(有資格者)による点検と報告書提出が求められているため、この段階で条例適合性も確認されます。


STEP2|現地条件の確認・飛行可否の判断

次に、ドローン点検が実施可能かどうかを現地条件から判断します。

  • 周囲に人通り・車両が多いか
  • 離着陸スペースの確保
  • 建物・電線・樹木などの障害物
  • 風向・天候条件

立地や環境によっては、
ドローン点検が難しい場合や、目視・近接点検を併用する判断がなされることもあります。
これは、多くのドローン点検事業者が公式に示している運用方針です。


STEP3|ドローンによる可視・赤外線撮影

条件が整えば、ドローンによる点検を実施します。

可視カメラで確認する内容

  • 広告板・文字面の破損、変形
  • 支持部・取付部の腐食・変形
  • ボルト・ビスの欠落や緩みが疑われる箇所
  • 照明器具や配線の外観異常

赤外線カメラで確認する内容

  • 塗装劣化や防水性能低下の兆候
  • 内部腐食や水分滞留が疑われる熱ムラ
  • 照明設備の発熱異常(昼間でも確認可能)

赤外線点検は、目視では判断しにくい劣化の兆候を把握する手段として用いられています。


STEP4|画像・データの解析と専門家による評価

撮影した可視画像・赤外線画像をもとに、

  • 劣化や異常の有無
  • 補修が必要な可能性
  • 継続使用に問題がないか

を解析・評価します。

この工程では、
屋外広告士・建築士などの有資格者が関与する点検体制が求められる場合があります。
条例上も、一定規模以上の広告物は有資格者による点検が前提とされています。


STEP5|点検結果レポート(報告書)の作成

点検後は、以下を含む報告書が作成されます。

  • 点検対象広告物の写真(可視・赤外線)
  • 点検方法の記載
  • 異常の有無と評価
  • 補修・改修が必要な場合の所見

広島県では、屋外広告物安全点検報告書(様式第1号の2)
許可更新申請時に提出する必要があります。


STEP6|必要に応じた対応(補修・更新申請)

点検結果に応じて、

  • 補修・改修の検討
  • 継続使用の判断
  • 許可更新申請の手続き

が行われます。

異常が確認された場合、
行政から是正・除却などの措置命令が出されることもあるため、
点検結果に基づいた早期対応が重要です。


赤外線ドローン点検は「効率化のための手段」

赤外線ドローン点検は、

  • 足場不要で安全性が高い
  • 短時間で広範囲を確認できる
  • 点検記録を画像として残せる

という特長があります。

一方で、
すべての点検をドローンだけで完結させるものではなく、
必要に応じて従来点検と併用される手法
である点も重要です。


まとめ|広島での屋外広告物点検をスムーズに行うために

広島で屋外広告物を管理する上では、

  • 条例に基づく点検義務の理解
  • 点検時期の把握
  • 適切な点検手法の選択

が欠かせません。

赤外線ドローン点検は、
法令遵守と安全管理を両立するための有効な選択肢の一つとして活用されています。

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